【コラム2】毛細血管・血流をどう評価するか

2026.06.15 撮影・観察のコツ

毛細血管・血流をどう評価するか【TOKU Capillaro】株式会社徳

毛細血管・血流をどう評価するか

コラム 2

毛細血管・血流をどう評価するか

― なぜ「見えた」だけでは足りないのか ―

毛細血管・血流の可視化技術が普及するにつれ、
「血流が見える」こと自体は、もはや特別なことではなくなりました。

一方で、私たち 株式会社徳 には、
次のようなご相談が増えています。

  • 血流は見えているが、何を指標に評価すればよいかわからない
  • 数値が出ても、それが良いのか悪いのか判断できない
  • 他社・他施設のデータと比較できない

これらの課題の本質は、
「評価指標の設計」 にあります。

本コラムでは、
毛細血管・血流を評価可能なデータとして扱うための考え方と代表的な指標について解説します。

評価とは「変化を比較できる状態をつくること」

まず重要なのは、
評価=数値を出すことではないという点です。

評価とは、

  • 同一条件
  • 同一部位
  • 同一指標

での比較が可能な状態をつくることを意味します。

逆に言えば、
条件や指標が揃っていない数値は、
評価ではなく単なる参考値に過ぎません。

毛細血管・血流評価で使われる主な指標

① 流速(Blood Flow Velocity)

毛細血管内を赤血球が流れる速度を示す指標です。

【Capimetrics】流速(Blood Flow Velocity)
特徴
  • 変化が比較的出やすい
  • 温熱・運動・摂取などの介入に対する反応性が高い
注意点
  • 単独指標では解釈が難しい場合がある
  • 圧迫・角度・焦点の影響を受けやすい

👉 介入前後の変化を捉える指標として有効です。

② 血管径(Vessel Diameter)

毛細血管の太さを評価する指標です。

[Capimetrics]血管径(Vessel Diameter)
特徴
  • 血管拡張・収縮の状態を反映
  • 中長期的な変化を捉えやすい
注意点
  • 皮膚状態や撮影条件の影響を受ける
  • 短時間介入では変化が出にくい場合がある

👉 継続使用や経時変化の評価に適した指標です。

③ 血管密度(Capillary Density)

一定視野内に存在する毛細血管の本数や分布を評価します。

[Capillaro]血管密度(Capillary Density)
特徴
  • 末梢循環の“供給能力”を反映
  • 個体差・体質差を捉えやすい
注意点
  • 観察部位・視野の統一が不可欠
  • 撮影条件が変わると比較が困難

👉 被験者間比較や層別評価に有効な指標です。

なぜ「評価指標を限定する」のか(徳の考え方)

毛細血管・血流の評価指標にはさまざまな考え方がありますが、
株式会社徳では、

  • 再現性
  • 現場での運用性
  • 解析結果の解釈の明確さ

を重視し、
流速・血管径・血管密度を中心とした評価設計を行っています。

指標を増やすことよりも、
「条件を揃え、意味のある比較ができること」
を優先することが、
プレ臨床試験や製品評価において重要だと考えています。

株式会社 徳では、世界トップレベルの毛細血管スコープ(血流スコープ)「TOKU Capillaro」の製造販売、および、圧倒的な実績を誇る血管血流画像解析ソフト「Capimetrics」による高精度な解析を充実したサポート体制でご提供しております。
毛細血管血流に関する撮影・解析・評価の依頼実績も多数ございます。コンサルティングまでお任せください。

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